相模湾を見渡す高台に建つ「海の見える美術館」であるMOA美術館を32年ぶりに訪
れました。時を経て同じ地に立つのはわくわくします。
感じることも若い時とはかなり違うはず。
32年前に行った時、この長いエスカレーターが記憶に残ったMOA美術館。
その時に、未来を感じたのを覚えています。
32年の間に、様々な分野で想像以上の驚きの進化がありましたねえ・・・。
自分は身体的に相当退化しました(ーー゛)
が、内面的にはいくらか進化した・・・と思っておこう。
本当に長い!
このエスカレーターだけでも乗る価値があると思います。
着く先には綺麗な光が見えてきました。これから先の私の人生を予想して
いるといいな。
って、みんなの人生にしよう。
総延長200mで、7基のエスカレーターだそう。
天井の照明がどんどん大きくなっていき、思わず「すごーい!」と感嘆の声を上げてし
まいました。
依田満・百合子氏による日本最大の万華鏡のマッピングだそう、
ピンク、紫、青、黄色と色の変化が楽しめました。
綺麗だった~(*^_^*)
因みに、マッピングは、愛知県蒲郡市のラグーナテンボスが凄いです。
壮大なショーが観られますよ。
能舞台。上演されているのを観てみたい。
「黄金の茶室 」 豊臣秀吉が造らせた平三畳の茶室。
髄所に黄金が施された茶室の復元は、
お見事!と言うしかない眩さ。
50㎏の金が用いられているとか。
京焼きの大成者として知られる野々村仁清(ごめんなさい。私は、知らなかっ
た・・・)の特別展「金と銀」が開催されていました。
焼き物は大好きなので、ラッキー(*^_^*)
館内の展示品は、撮影可能なものとそうでないものがありました。
可能なものでも十分素晴らしいのですが、やはり撮影禁止のものの方が凄い!
「わおっ!」と思わず感嘆する展示品には、
カメラにバツ印の「撮ってダメだよ~」
マークが・・・。
心の中のシャッターを押して我慢しました。
「色絵藤花文茶壺」
平日にも関わらず、たくさんの人。写真を撮るのに一苦労でした。
「色絵熨斗香合」
他にも素敵な香合がいっぱいでした。
お茶わんや水差しもうっとりするものばかり。
茶道している人にはたまらないものばかりです。
一つ一つをもっとじっくり拝見したかったのですが、
そこまで興味がない主人とだっので 、半分がまん。
一人だったら、3倍の時間は観ていられる作品ばかりでした。
ま、この特別展に出会えただけでも「福」ですよね。
茶室のある庭園に向かうと、風情のある景色が広がりました。
「唐門」・・・神奈川県大磯町の三井家別邸 城山荘内にあったものだそうです。
「片桐門」豊臣家の重臣、片桐且元が奈良の薬師寺の普請奉行をつとめ、
その折の宿舎の正門だそう。うーん。難しい・・・。
門のかっこよさと紅葉がマッチしていて目にとまったので、シャッターを押した次第
であります。
茶室の手前にある立礼席で、抹茶をいただきました。
茶室の方に行きたかったー。
抹茶もお菓子もとても美味しかったので満足(*^_^*)
みなさん、紅葉を愛でていらっしゃいます。
のんびりゆったり、この平和な時がずっと続きますように。
地震も台風もしばらくおやすみください。と、願わずにはいられない令和元年でした。
32年ぶりのMOA美術館は、心に残る美術館になりそうです。