ハイデルベルクは、戦災の傷がそのまま残る美しい古城や700年超の歴史をもつ名門大学がある古都です。
ゲーテやショパンをはじめとする多数の文化人にも愛されてきました。
城というより遺跡のようなハイデルベルク城。
前日にノイシュバンシュタイン城を観てきたので、あまりにも対照的な全景に目を奪われました。
もちろん、心も!
城門塔を入るといくつもの建物があります。
中央がフリードリヒ館。最古の宮殿建築で、中には礼拝堂や彫像ギャラリーがあります。
他にオットーハインリヒ館、ルートヴィヒ館、ループレヒト館などなど。
かなりの広さでした。
ハイデルベルク城は、1300年頃にブファルツ選帝候の居城として建設されました。
その後、破壊と建設を繰り返し、拡張。
たび重なる戦争などで、半ば廃墟のような姿で現存しています。
ドイツロマン派文学にたびたび謳われ、抜群の知名度を誇るそうです。
まさに、「廃墟」という言葉がぴったりですね。
城内テラスからは、旧市街やカール・テオドール橋を見渡すことができました。
見事な眺望に、ただただ呆然と観るだけ。
「美しい。」とか、「素晴らしい。」とか、「感動的。」とかのレベルではないのです。
英語だと「great」 「wonderful」 「excellent」 「amazing」 「marvelous」?
この景色はどれが一番合うのでしょうか。
または、もっとぴったりんこの言葉があれば教えてください。
日本語で表現する言葉が思いつきません。
ハイデルベルクの街。
短時間しかいなかったのですが、ゆったりした空気の中に若者たちの楽しそうな笑顔が多く見られ、住みやすそうな街だと感じました。
マルクト広場。
広場の中心にはヘラクレスの噴水。
夏はオープンカフェや土産物店で賑わうそうです。
カール・テオドール橋。
写真には入らなかったのですが、ハイデルベルク城の姿が望める橋です。
1788年に選帝候カール・テオドールにより建設された街のシンボル的な橋。
長さは約200m。石造りの重厚な佇まいです。
橋上のモダンな門。
橋の上も車道も石畳で風情たっぷりでした。
このツアーからもう一か月以上。
この後、日本だけでなくヨーロッパも新型コロナで大変な状況となってしまいました。
世界の全ての国のコロナ終息を心から祈っています。