ワッフルがある城として知られる山中城跡は静岡県三島市にあります。
戦国時代の山城で、土塁と堀で構成され、天守閣や石垣がないのが特徴の城です。
北条氏によって築城されたのですが、豊臣秀吉の大軍の攻撃により、わずか半日で落城したといわれています。
もったいない・・・。
テレビで特徴ある景色が紹介されてからずっと行きたいと思っていた城でした。
紹介されたのはワッフルみたいな障子堀と呼ばれるもの。
本当にワッフルでした♪
道路を挟んで駐車場が2か所。
こちらに車を止めたのですが、別の駐車場にも看板があったのでそちらに行ってしまいました。
写真の左の方に少しだけ写っている階段を入っていくと、岱崎出丸(だいさきでまる)。
本丸の方と両方を見学すると、本丸のみのコースの2倍かかるみたいです。
こっち側にはワッフル(障子堀)は少ないので、時間がない方は西櫓・障子堀~本丸コースをお勧めします。
売店の外側に案内マップがあるみたいです。 気がつかなかった(ーー゛)
案内マップがあることも知らず、この案内図も見ずに先に岱崎出丸の方に行ってしまいました。
それでも、見たかった景色が見えたときには、「ワッフルだ~。」と叫んで気分は急上昇♪
山中城出丸の最先端に位置するすり鉢曲輪。
名前の通り、中心が窪んでいてすり鉢のようになっています。
ワッフルは少なかったのですが、緑が綺麗で爽やかな景色でした。
天気がいい日には富士山や駿河湾が見えるそうです。
この日は曇っていて残念。見えませんでした。
広々とした公園を通り抜けて振り返ったら、木立の中の一本道(階段ですが)がいい感じ♪
道路を挟んで反対側の西櫓・障子堀~本丸の方が広く時間がかかることが分かった
ので(スマホで検索)、岱崎出丸は早々に切り上げました。
岱崎出丸は勾配は少ないし視界も広くそんなに疲れることはないので、両方行かれる方は準備運動代わりにいいと思います。
ここからは、先ほどの案内図の看板の右側にあたる本丸があるコースです。
綺麗に選定されたツツジの小径。
何色のツツジかわかりませんが、周りの木々の緑と鮮やかな色のツツジのコラボ、見てみたいですね。
さっそく見えてきました。
これは畝堀とよばれるものみたいです。
この辺りにもツツジやサツキがたくさんありましたが、終わっていて花は見られませんでした。
咲いていたら綺麗でしょうね。
畝堀や障子堀は石を使わない防御のしかけとして、空堀の堀底に土手を掘り障壁としたものです。
復元整備されたものですが、北条氏の土造の築城技術の粋を見ることができます。
城や堀のことが分からなくても興味がなくても、障子のような景色を見るだけでもおもしろいところだと思います。
かなり上の方まで登ります。
ちょっとしたミニ登山になるので行かれる時は動きやすい服装をお勧めします。
実際に見ると本当に素晴らしい景色です。
ワッフルですねー!
冬は草がないので茶色、夏だともっと緑の部分が多いのでしょうか?
確かに敵は攻めにくい障子堀。
しかし、山中城の戦いでは豊臣軍6万7千人に対して北条軍はわずか4千。
ある説によれば2時間程度の壮絶な戦いの末に城は破壊されたそうです。
当然、多くの命が失われました。
山中の戦いを知らずに見れば、「綺麗なワッフルだな~。」 と思ってみるだけの景色ですが、歴史を知ると複雑な気持ちになりました。
城は忘れてはいけない戦国時代の遺産です。
といっても、やっぱり素晴らしい景色です。
純粋に美しさを味わいましょう。
それにしても広い!
こんなに広いと思ってなかったし暑さもあってちょっとバテました。
「山中城は、本当に山ン中城だー。」なんてダジャレを言いながら歩きましたが半分ヤケクソ(ーー゛)
それでも、時々吹く風は気持ちよくて、自然からのエネルギーをたっぷり浴びてきました。
森林浴~♪
この広いところは本丸跡。
たった半日で落城されてしまった山中城。
どんなお城だったんでしょう。
本丸と北の丸を結ぶ架橋の復元。
念願のワッフル(障子堀)がある山中城は、想像していたよりも規模が大きくたいへん見応えのある城でした。
行った時はほんの少しのアヤメらしき花が咲いていただけですが、春の桜、山吹、花木蓮から始まり、秋の紅葉までいろいろな花が咲くようです。
日本の四季の良さを味わいながら、他にはないワッフルのような形の障子堀を見に行ってみませんか?
森林浴、
花の鑑賞、
歴史の勉強、
体力づくり、
足腰強化、
一緒に出かけた人との楽しい時間、
一人なら自分を見つめる時間。
などなど。
いやぁ、旅って本当にいいもんですね(*^_^*)
水野晴郎さんも言ってました・・・いや、映画でした。
(若い方はご存知ないかな?)
最後まで読んでくださってありがとうございました。