地蔵川は、滋賀県米原市醒井にあり、居醒の清水(いさめのしみず)から湧き出る清水によってできた川です。
JR東海道本線醒井(さめがい)駅から徒歩5分ほどで見えてきます。
梅花藻は一年を通じて水温が安定している川にだけ咲く珍しい水中花です。
地蔵川の水温は年間平均14度。
綺麗な梅のような白い花が咲くのは、5月中旬から8月下旬まで。
梅花藻は、川の水位や流れの速さによって見え方が違います。
水位が高いと、水面に顔を出してくれません。
しばらく雨は降っていないから綺麗に見える日だと信じて出かけました。
今回は4年ぶりの4回目。
歩き出して しばらくは、小さな蕾のようなものがついた緑色の藻だけで、花は見られませんでした。
川はとても綺麗で 冷たくて気持ちがいいので、時々手を入れて、瞬間エアコン。
川縁にはシュウカイドウの花が咲いていました。
住民の方が育てていらっしゃるのでしょうか。以前は紫陽花が咲いていました。。
「水面に出て綺麗に咲いてるー。」
透明な川に涼しげな梅花藻出現!
しばらく雨無し、晴天、流れが穏やか。
綺麗に見える条件クリアのもと、可愛い梅花藻と無事に再会♡
期待通りの花に出会えたときは、本当に嬉しい(*^_^*)
心の中で「やったー!」 雄叫びとガッツポーズ。
以前は、ピンクの花なんてなかったはずなのに・・・?
ピンクの花は 、川に落ちた百日紅の花だとか。
梅花藻鑑賞の他に、もう一つのお楽しみ♪
ここでのいっぷくです。
梅花藻を観ながらの休憩タイム。
かき氷に麦茶にわらびもち。(手に持って食べられるわらびもち。)とても美味しい♪
これぞ日本の夏!
梅花藻を観に来た時は必ず寄ります。
私の中ではセットです。
かき氷200円、コーヒーも200円、わらびもちは確か170円。
サイダー他いろいろあり、お店の中でも食べられます。
お店のおじさんやおばさん、みんなとっても優しくて心がほんわかしますよ。
冷たい川で冷やすスイカ、いいですねえ。
ひと昔? ふた昔?前、昭和感のある光景。
スイカは一切れ200円。
夏の風物詩いっぱいです☆
お店には、綺麗なサギ草が咲き、ハリヨ(水槽の中)もいました。
どちらも涼しげ~。
近くで梅花藻が観られるようにしてありました。
めかぶにも見える?
美味しそう・・・。
しばらく川沿いに歩いて行きます。
梅花藻は水面に出ていたりいなかったり
その日の水位次第ですね。
雨の後は出ていないことが多いので、避けた方がいいのでは、と思います。
宿場町の風情がただよい、小さな美術館や資料館などがあるので、散策するのにも素敵なところです。
川の透明度は抜群。
絶滅危惧種になっているハリヨという魚が気持ちよさそうに泳いでいます。
ちょっとジブリ感のある風景。
癒されます。
紅葉の季節も訪れたいですね。
梅花藻は見られないけれど、川に浮かぶモミジ・・・。
想像するだけでワクワクします。
「なぜここに日本武尊の像が?」
と思いながら、毎回スルーしていました。
今回は調べてみました。
この近くにある加茂神社の門前に湧き出る名水は、古事記や日本書紀にも登場する古い歴史があり、日本武尊が病に倒れた時に、体毒を洗い流した霊水とも伝えられているのだそうです。
ブログを始めなかったら、ずっとスルーしていたんだろうなあ。
一つ謎が解けました(*^_^*)
という場所でもあるそうです。
滋賀県は琵琶湖はじめ見所がいっぱいありますね。
いつも車で行くのですが、優しい運転の方が多いので安心して行くことができます。
立派な龍の鬼瓦です。
着物を着た子供たちが、楽しそうに出入りする姿を想像します。
数日前に、花の記事と2年前に逝ってしまった友のことを書きました。
その友と観に行った地蔵川の梅花藻。
急に観たくなって、車を走らせて行ってきました。
「お盆休み中は多少混むかもしれない。今日は平日。」
決行!
地蔵川の澄んだ水と可愛い梅花藻、お休み処「久保田」さんのおかげで、しばし平和な時間を過ごし、心身ともにリフレッシュできたひとときでした。
それにしても、
猛暑の中、皆さんきちんとマスクをつけて歩いていらっしゃいます。
屋外だし、それほど人出はないので、熱中症予防のためには外しても・・・。と思ったりしたのですが、ほぼ100%の方がマスク姿でした。
若い方から年配の方までみんな!
コロナ対策をしっかりした上でのお出かけ。
そんな意識をもって行動する方たちがほとんどです。
今は苦しいことや辛いことがたくさんあると思いますが、必ずコロナ感染拡大が収まっていくのを信じています。
友と観た梅花藻の花は、今年も綺麗な川から可愛い顔を出して迎えてくれました。
友の姿はないけれど、梅花藻を観ながら過ごした時間や、穏やかな笑みを浮かべた友の顔が心の中いっぱいに広がり、温かい気持ちになれた一日でした。
久美子さん、あなたが生きた証はあちこちに残っています。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。