岐阜県関市にある神明温泉、湯元「すぎ嶋」は、
奥美濃の山の中にある一軒宿です。
玄関を入ると、一面 「和」の世界。
むかし、むかーし、山の中の一軒の家にな、じさまとばさまがおってな、
「遠いところを、よう来なさったな。」と出迎えてくれました。
という昔話の世界に入り込んだかのようです。
じさまとばさまはおらんかったけど、大きな楕円形のスイカがあってな。
スイカを切ったら元気な男の子が生まれて、「スイカ太郎」と名付けられたとさ。
下手な昔話はこの辺でやめときましょう(*^_^*)
木の温もりいっぱいの館内。
見るだけでも価値があります。
窓のステンドグラスが純日本式の建築や民芸調の家具を引き立てているようです。
大正? 昭和時代?
もっと古いものでしょうか?
電話やそろばんなどがあって、博物館のようです。
今回の宿泊は、メゾネット 露天風呂付和洋室。
ロビーや廊下を通り、いったん外へ案内されて・・・。
え?
どこ行くんですか?
まさか、その蔵が宿泊する部屋?
さすがに、カンヌキはありませんでしたが、少々不安な気持ちで中に入りました。
中に入ったら、こんな囲炉裏付き和室がありました。
床の間もあり、トイレや洗面所は洋風で綺麗♡
安心しました。
2階はベッドルーム。
結構広く、テレビも付いています。
露天風呂はこんな感じ。
すぐ目の前が山。
夜は虫さんが来そうなので 、明るいうちに入りました。
露天風呂とは別に、ユニットのお風呂も付いています。
「すぎ嶋」の館内 は、囲炉裏三昧です。
食事処も囲炉裏付き♪
数々の前菜に、鮎の塩焼き。一品一品どれも美味しい。
炭で焼くので美味しさアップです☆
新鮮な鱒、鮎、岩魚。
とてつもなく美味♪
岩魚と夏野菜の焚き合わせ。
岩魚あられ揚げ。おいし~。
黄桃ムース、無花果羊羹、果物のデザート。
他に、お椀、御蕎麦、鮎雑炊などがありました。
体に優しい夕食です。
朝食。
今までで一番おいしい朴葉味噌でした。
駐車場から門をくぐり、こんな緑の美しい庭をぬけると、素晴らしい昔話のような世界が待っていました。
蔵の前に立った時は、一瞬「牢獄?」なんて思ったりもしたのですが、なかなかおもしろい経験となりました。
娘は、「時代劇とかに出てくるお仕置き部屋?」と思ったそうです。
「すぎ嶋」さん、ごめんなさい。
今度は、民芸和室という部屋にも泊まってみたいですね。
小さなお子さんが館内にあるものに興味津々。
ふだんは、目にしたことのないものばかりですもんね。
目を輝かせて見ていた姿はほほえましかったです*^_^*)
神明温泉は、秘湯と言われるだけあって泉質は抜群にいい!
大浴場だけでなく二つの貸切風呂も利用することができ、温泉好きにはたまらないお宿です。
ただ、山の中の夏場はやっぱり虫さんが多い。
平気な方はいいけれど、夏以外の季節の方がずっと快適に過ごせると思います。
周りは自然の宝庫。
高さ30メートルにおよぶ断崖が山奥まで続く渓谷。
四季おりおりに美しく変化し、常に神秘的な景色を見せてくれるそうです。
車で10分ぐらいのところにあります。
また、近くには「モネの池」として知られている「名もなき 池」もあります。
セットで行ってみませんか?
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。
楽天トラベル評価
楽天トラベル予約ページ