『石苔亭いしだ』は、 長野県下伊那郡阿智村にある数寄屋造りの温泉宿。
客室数19室、優雅な時間を過ごせます。
門を入ったところ。
純和風のお庭が見えてきます。
《石抱き岩》
すごい形の木が目に留まりました。
下の部分は幹?根っこ?
がっしりと石を抱いています。
空に向かってまっすぐにそびえ立つ姿は迫力~。
こんなふうに生きたいね。
《葵庵》
こんな茶室でひとときを過ごしたい。
ロビー
玄関を入ると、正面には能舞台があります。
能舞台があるお宿は初めて。
めったにないですよね。
と思って調べてみたら、金沢や修善寺にもありました。
今宵、何か上演されるのでしょうか?
わくわく。
館内には、写真を撮りたいところがいっぱい。
私は、上から2段目の右? おかめかな?
一番上の左側かなあ・・・。
いや、しばらく先!
秋のお花が飾られていました。
百日草、シュウメイギク、ススキ、フジバカマでしょうか。
どこも日本旅館らしい雰囲気。
しっとりとしていて落ち着きのある空間です。
お部屋に貸し出しできる望遠鏡。
頬寄せ合って星空観察なんていいですねえ。
ロマンチック~。
私たちは、
ごろ~んとテレビ鑑賞会・・・。
中庭、大好き♡。
『いしだ』さんには、さまざまな間取りのお部屋があります。
今回は、本間10畳+ベッドルーム+書斎の「財宝」という部屋。
部屋番号は112。
なんと! 結婚記念日!!
広縁からは、専用のお庭が見られます。
遠くに見える山々の景色、癒される~。
廊下を通ってベッドルーム。
ベッドルームの奥に書斎。
棚には、何やら飾られていました。
その一部。
船の窓みたいですね。
覗くと、
魚が泳いでる!
は、さすがにない。
百日紅の花が綺麗。
お部屋には、消毒用のスプレーが置いてありました。
館内あちこちで、コロナ対策が見られます。
趣きのある渡り廊下を通って、大浴場に行きます。
浴衣の袖をもって、ルンルン♪踊りながら。
としたいのですが、一人ではできなかった・・・。
昼神温泉のお湯は、トロトロとしていて、いかにも温泉という泉質。
入った後は、ここで本を読みながら余韻に浸りたいのですが、
コロナ感染予防のために、今はお部屋に戻ります。
ソファの反対側の本棚には、たくさんの本があったんですけれどね。残念。
夕食
夕食はお部屋で。
本来は一品一品運ばれるお料理ですが、コロナ感染対策として、いくつかまとめて出されるようです。
器がとても綺麗で、お料理を引き立てています。
全てのお料理が創意工夫されていて、満足するお味でした。
夕食担当の若いスタッフさん、とても感じがよくて快適な食事の時間となりました。
まだ2年目とお聞きしましたが、一生懸命にお仕事をされていることが分かります。
笑顔いっぱいの丁寧な接客は、ずっと心に残りそう。
お若い方ががんばっている姿を見るのは嬉しいですね。
《紫宸殿(ししんでん)の宴》
この日は、二胡奏者のうみたこさん。
「時代」や、「もののけ姫」、「ふるさと」など、二胡の音色をたっぷりと楽しみました。
生演奏ってやっぱりいいね☆☆☆
他に、和太鼓や舞、三味線、琴、地唄、狂言、大道芸があるそうです。
能はないのかな?
朝食
和食と洋食が選べます。
日本旅館での久しぶりの洋食。美味しゅうございました。
11時半までお抹茶サービスがあると知り、ロビーへ。
午前中にあるなんて初めてで珍しいと思っていたら、密を避けるためにウエルカムドリンクをせずに、その代わりにこの時間に出されるそうです。
素敵なお宿ステイの後のお抹茶タイム、かえっていいかも(*^_^*)
昼神温泉の周りはこんな感じ。
山に囲まれて自然がいっぱい。
朝市も開かれます。
景色を見ながら、美味しい空気を吸いながら、の~んびり散策したいところですが、お宿でまったりしたい気持ちが勝つようになってきてしまいました。
マズイ!
このまま、おばさんからおばあさんに一直線になってしまう。
活動的でない主人のせいだ!
と、言っていてはいけませんね。
温泉に入って美味しい食事をいただいて、至福の時間を過ごすことができたのだから。十分です。
阿智村は、花桃と星空で有名なところです。
花桃は、本当に綺麗で、まさに桃源郷!!!
桜も綺麗ですが、花桃は、白、赤、濃いピンク、薄いピンクがあって、それほど高くない木もあるので間近に鑑賞できます。
一本に赤と白が咲く木もあるんですよ。
昼神温泉と花桃、または星空のセット、いかがでしょうか?
もちろん、四季それぞれ楽しめるところでもあります。
(花桃の時期は短いので、お宿はその時期は高いかもしれませんが。)
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。