近江八景の一つ堅田の落雁(かたたのらくがん)として有名な浮見堂。
境内の老松に圧倒されました。
浮見堂は、滋賀県大津市の琵琶湖の最狭部に位置します。
パンフレットには、「臨済宗大徳寺派 海門山 満月時 浮見堂」とあります。
山門(樓門)は、登録文化財。
立派な松です。
いえいえ、まだまだこれから。
滋賀県は見所いっぱい。
自然、文化財、神社仏閣、美術館などなどなどなど・・・。
「など」がいっぱいです。
拝観料300円を納めて、中に入ると、
まず目にとび込んできたのは、圧巻の松たち。
松は、一枝一枝を手で剪定しなければいけない手間のかかる木。
上の方は、クレーン車に乗って作業するんでしょうねー。
しばし、あんぐり。
周りを見回すと、対照的な姿の松がありました。
幹周り2、8m、樹高10m、枝張り29m。
推定年齢は350年。
美しいー☆☆☆
全体像が撮れてなくてごめんなさい(~_~;)
浮御堂に参拝にきたのに、松ばかり目に入ってきました。
幹周り3、9m。樹高8mのクロマツです。
かなりのご老人、じゃなくて老松だとわかりますね。
何本もの棒に支えられて生きている松。
多くの人の愛情を感じます。
そんな松に元気をもらいます。
みんな支え合って生きてるんだなあって思います。
20数本の松があり、うち6~7本は推定年齢200年の老松だそう。
目的の浮御堂に。
湖面に佇む浮御堂は、芭蕉も愛した景色で句を詠んでいます。
鎖(じょう)あけて
月さし入れよ
浮御堂
句碑があることに気づかず、帰ってから知りました。おバカ。
浮御堂は、芭蕉の他に、一茶、広重、北斎などが多くの詩歌、絵画を残しているそうです。
老松と浮御堂。
近江八景になっているのがわかる絶景です。
広範囲で撮っていたら、もっとその様子がわかるのですが・・・。
自分は180度見て感動しているから気づかない(~_~;) おバカ②
一乗天皇の長徳年間(西暦995年頃)、比叡山横川恵心院に住した源信(恵心)僧都が、湖上通船の安全と衆生済度を発願したに始まるそうです。
と、パンフレットに書いてあります。
難しい・・・。
現在の浮御堂は、昭和12年の再建で、[阿弥陀仏一千体」を安置して「千体仏」と称しています。
綺麗な青空だったらなあ。
とも思ったのですが、曇り空の景色も風情があっていいもの。
浮御堂から の景色。
やっぱり、松が美しい☆☆☆
紅葉の美しい季節に訪れた満月寺は、山門や浮御堂、琵琶湖の景色も素晴らしいものでしたが、松の美しさが心に残るところでした。
松は、
花が咲かない木。
紅葉の美しさを味わえない木。
手入れが大変な木。
そんなイメージであまり好きではありませんでした。
特に、我が家の松に関して。
これからは、もう少し違う目で松を見てみようかなと思っています。
うちもかなりの老松。
愛でてあげなくちゃね。
ま、私より長生きするでしょうけど(ーー゛)
普段何気なく見ているものに対して、見方や想いを変えてくれることに気づいた旅となりました。
《複雑な気持ち》
連日、感染拡大はGo toトラベルが原因のような報道がされていました。
そんなコロナ禍の中で旅をし、旅ブログを書くことに後ろめたい気持ちがついてまわっていました。
感染対策はできる限りして高い意識を持って旅しています。
でも、医療関係の仕事をなさっている方や、行きたくても行けない事情の方のことを考えると・・・ね。
そんな気持ちを受け止めて、優しくあったかいご意見をくださったブロガーさんのおかげで、また記事を書いていこうと思っていた矢先に出た一時停止。
すると、
今日の報道は、観光業がGo toトラベルのおかげでどれだけ助かっていたかという報道。(たまたまかもしれませんが)
突然すぎたことがいけなかったかもしれませんが、停止されるまでは攻撃して、停止になった途端に擁護する報道に変わるってどうかと思うんですが。
今の気持ちをうまく表すことができませんが、複雑な気持ちでいます。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。