旅の先には福がある

感動、癒し、出会いを求めて

ラストランは、満開の桜の下で愛と感謝を込めて

f:id:tabininjin:20210403000305j:plain11年間乗ったプリウスとのラストラン。

 楽しかった旅を思い出しながら。

 

 

18歳で免許を取ってから8台目の車としてプリウスを迎えた。

選んだ一番の理由は、燃費!

それまで乗っていた車の2倍は伸びる。

主人が乗っていた車も、ガソリンをいっぱい食べるから、

長距離の車旅をするには、やっぱり燃費のいい車でないとね。

となり、私の車としてプリウスを買った。

でも、しばらくの間は、主人が選んだプリウスを

あまり好きじゃなかった。

 

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理由はプリウスが多すぎること。

町中、あっちにもこっちにも溢れかえっていて、

道路を走っていれば、前後左右プリウスだらけ。

交差点では、赤、白、黒のプリウスがX交差する。

旅福、あまり人と同じが好きではない。

ある意味あまのじゃく。

駐車場では、間違えてドアを開けようとしたら開かない?

内部を覗いて、あ、間違えた。

こそこそ逃げるように自分の車に走る。

ということも何度かした。

白が圧倒的に多いんだもん。

 

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そんなスタートだったが、だんだんプリウスの良さが分かっていって、

まあ、けっこういいんじゃないかなと思い始めたとき、

小学生の男の子に、「車、何乗ってるの?」と聞かれた。

プリウスだと答えたら、「かっこい~。いいなあ。」

と言われていっそう好きになった。

単純。

プリウスはラテン語で、「~に先駆けて」という意味。

私、先駆者なんだ~といい気分にもなった。 

ちょっと違う?

そうして、主人が自分の車をハイブリッドに変えるまでの6年間は、

一緒にいろんなところに行った。

主人のおばあちゃんのお墓参りを兼ねて行った

新潟→秋田→宮城の旅は、3日間で約2000㎞。

50代二人ではきつかったけれど、

思い切り長距離運転して達成感、満足感を味わった。

今では、絶対に無理な旅。

懐かしくも輝かしい思い出である。

 

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他にも、 岩手県まで行ったり、

山陰から山陽を周ったり。

3年前に違う車に変えた後は、息子の車となり、

合計11年間は、歴代の車の中で最長記録。

ずっと我が家の大切な相棒だった。 

 

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3月の下旬、ちょうど桜が満開の季節だったので、

さよならのラストランをすることにした。

愛車とのお別れがこんなに悲しいのは初めてだった。

 

いなくなって10日間ほど経つが、駐車場にプリウスの姿がないのがとても寂しい。

当たり前のことだけれど、

どんなものにもどんなことにも終わりが来るんだなあ。

 

悪いことにも終わりがきますように。

 

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車は家族と同じ。

いなくなって、しみじみそう思う。  

 

11年間、いっぱい走ってくれてありがとう。

 楽しい旅をありがとう。

愛と感謝を込めて・・・。

  

 

 最後まで読んでくださいましてありがとうございました。