安土城は、織田信長公が天下統一を目標に、標高199mの安土山に築城させた平山城。
わが国で初めて天守閣を持った城です。
猛暑の8月。
車のアクシデントのため、炎天下の12時ごろの出発となりました。
駐車場からすぐ。石塁と大手山門が見えてきます。
幅6メートル、長さ180メートルに渡る石段。
戦国時代への入り口です。
伝羽柴秀吉邸跡。




前田利家邸跡。
旅福、念願の安土城跡に立つ。
元気に見えるけれど、汗だくです。
後ろ姿は若く見える?
還暦過ぎたオバサンよ。
石段は続くよ。どこまでも。
あちい~。
コロナを避けて選んだ地は、暑さとの戦いです。
時々日陰になっていて救われました。
森蘭丸邸跡。 今は何もない荒地。
隣には信長の甥、織田信澄邸跡。
黒鉄門跡。
迫力の大きな石。
角を曲がる度に、次々に現れる圧巻の石垣に驚くばかり。


仏足石。
何百年もはっきりと残っているなんて凄いです。
安土城の壮大さが分かる石垣です。


信長がいた天守跡。
ルイス・フロイスによれば、
五層七階の城は、ヨーロッパにもあるとは思えないほどの壮大さだったとか。
内部は、信長公の御用絵師、狩野永徳の豪壮な障壁画や装飾を配していたそうです。
ここほど信長公を感じるところはかつてありませんでした。
信長はじめ多くの武将が見た景色です。
帰り道なのには下りじゃない。
人生の後半も下りじゃないと思って生きるよ。
見事な三重の塔は、室町時代のもの。
信長公が、甲賀の長命寺(湖南市)から移築したものとされています。


立派なニ王門。
門内に安置されている金剛力士像も迫力がありました。
大手門近くには、徳川家康邸跡 もあったそう。
行きの石段とは違う方から見た羽柴秀吉邸跡。
ここだけでも、すごい規模です。
安土城は、天守完成から3年目の天正10年(1582)、
6月2日未明に起きた本能寺の変の混乱の中の6月15日、天守などを焼失、
一夜のうちに落城してしまいました。
今は、石垣しか残っていませんが、その石垣を目の前にしただけでも、
どれほど大規模な城だったのか分かるような気がします。
もったいなかったなあ。
タイムスリップして、在りし日の安土城を見てみたいと強く思いました。
歴史好き、城好きの人にはたまらないところですよ。
ぜひ訪れてみてください。
できたら、さわやかな季節にね。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。