『由布岳』は、大分県由布市湯布院町と別府市との境にある活火山。
古代から神います山としてあがめられ、数多くの伝説や物語が残されている。
別府から湯布院に向かう途中、突然景色が変わり見えてきた山々。
時期的に木々は落葉し枯れた色の山だったが、壮大さに心揺さぶられた。
重なり合う山の景色が美しい。
遠方にあるのが『由布岳』。
遅かりし。
車窓からの由布岳は主役で撮れなかった。
しばらく走ると駐車場があり、目の前で由布岳とご対面。
由布岳を中心にして、360度見渡す限り絶景の絶景。
日本は、どこに行っても素晴らしい景色に会うことができる。
『豊後風土記』には「柚富峰 (ゆふのみね)」、
『万葉集』には、「木綿山(ゆふやま)」として詠われている。
大分県の名峰の一つで、「豊後富士」の愛称もあるそう。
ミヤマキリシマや紅葉、霧氷と一年中登山者が絶えることがないそうである。
四季それぞれに違う景色が味わえる国、日本。
本当に良い国。
山たちの恋の争いの結果、 鶴見岳に選ばれた優しく美しい由布岳。
その壮大な姿にただただ見惚れた。
1か月経った今も、目の前にそびえ立つ由布岳は忘れられない。
山に 興味がなかったころは、旅に出ても、
「日本は本当に山国だなあ。」ぐらいにしか思わなかった。
富士山以外はどの山もほぼ同じに見えた。
今では、一つ一つの山に感動する。
数多くの山を見てきたのにもったいないことをした。
山は生きている。
山には魂が宿っている。
鶴見岳と由布岳に会って、そう感じた。
由布岳には山の神がいて、この辺りの自然や町の人々を守っている。
そんなふうに見えた。
もののけ姫に出てくるシシ神?
キングダムで長澤雅美さんが演じた山の王?
あれこれと想像しながら、今も由布岳を見た時の余韻に浸っている。
由布岳を訪れた旅はまだ続いているような気がする。
2021年も、今回のように心に残る旅を求めて出かけていきたいと思う。
行き先は、思いつくまま気の向くままに。
記事の後になりましたが、
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
皆様にとって素晴らしい年になりますように。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。