「八ツ三館」は、岐阜県飛騨市古川町にある料亭旅館。
創業安政年間の情緒あふれるお宿です。
お宿「八ツ三館」は、 おもてなしの心が満載。
とても癒されるお宿です。

今年は、数年ぶりに雪が積もったそうです。
毎年けっこう降る所だそうですが、2年間ほどはあまり積もらなかったとか。

玄関の横にある庭には、雪がどっさり。
雪吊りがしてありました。

八ツ三館は、一番多くリピートしているお宿。
季節ごとに変わる館内の飾りが楽しみのお宿です。
今回は花もち、羽子板、干支の飾り、金色の水引で作られた鶴亀などのお出迎え。

大正ロマンを彷彿させる佇まいの応接室「鹿鳴」
こちらでウエルカムお抹茶をいただきます。

福島県会津地方の郷土玩具の赤べこですね。
2021年、丑年はゆっくりでいいから、良き一年になりますように。

ロビーになるのでしょうか。
こちらでお抹茶をいただいたこともありました。

おかえりなさい あの頃へ
と パンフレットにあるように、懐かしさが漂う館内です。
火鉢の中には、縮緬で作った小物(だったと思う)が飾られていました。

重厚な家具ばかりです。
大正や昭和にタイムスリップしたかのよう。

外の景色を見ながらゆったりと。
音楽が流れ、マッサージチェアがあり、セルフの飲み物があり、という休憩室です。
以前は「ああ、野麦峠」が観られるようになっていました。
この日、宿泊客は私たちを入れて2組だと聞きました。
なのに、どこも灯りはともされ、音楽も流されていました。

館内はとても広いです。

風情のある渡り廊下です。

廊下の途中には、
ほっこりとするおじいちゃんおばあちゃんがいました。

新年らしい花が飾られています。

八ツ三館は「招月楼」[観月楼」[光月楼」と、それぞれ趣きの違うお部屋があります。
長い廊下の先には、「あゝ野麦峠」にも登場する明治38年に飛騨の匠によって再建された飛騨の商家造りの「招月楼」があります。
こちらのお部屋はまだ宿泊したことはありません。

約160年の歴史がある八ツ三館は、国登録有形文化財に指定されています。

昭和54年の映画「あゝ野麦峠」の宿としても知られているお宿です。
館内には、当時の写真や台本、ポスターなどが飾られています。

売店には、飛騨の民芸品がずらり。

予約をしてあった日は緊急事態宣言直前で、ぎりセーフ。
結婚記念35周年で行くことにしていましたが、行こうか迷いに迷っての決行でした。
当日の宿泊客は私たちの他は一組でしたので、
寂しいような、申し訳ないような・・・。
でも、以前宿泊した時と変わらず、
いつもの通りの温かいおもてなしが待っていて、心から感激しました。
「泊まってよかった。」
八ツ三館は、毎回そう思えるお宿です。
次回、『八ツ三館』② 客室をご紹介したいと思います。