『比叡山延暦寺 』といえば、織田信長による焼き討ちで有名な寺。
歴史の重みがひしひしと伝わってきました。
滋賀県大津市にある延暦寺は標高848mの比叡山全域を境内とする寺院。
平安時代初期の僧、最澄によって開かれた日本天台宗の本山寺院です。
雄琴から奥比叡ドライブウェイを通っていきます。
途中には綺麗な紅葉が見られ快適なドライブでしたが、天候は曇り。
写真では、綺麗さが十分伝わらないので残念です。
拝観料は1000円。家族4人だと4000円になるので、ちょっとお高くない ?
と思ったのですが、帰る頃には納得の気持ちがありました。
駐車場から山の中を歩いて行きます。
山の中といっても舗装された道ですが、歩きながら厳粛な空気を感じました。
いくつもの国宝や重要文化財があります。
国宝だけでも13ほど。
あちこちに御朱印所がありました。
東塔地域だけでも、8か所!
横川地域、西塔地域にも3か所。全部集めるとなると大変です。
緑の大木の中、次々に現れるお堂。
これは、開運の鐘 世界平和の鐘。
国宝、根本中堂
平成28年度から約10年をかけて大改修していますが、内部は拝観できました。
どんなだったかというと・・・。
言葉で表すことができないくらい、すごかったー。
私の語彙力表現力ではとうてい無理!と、
早々に考えるのを放棄いたしました。(逃げるのが大好きなおばちゃんです)
見た人全てが違う感想を持つ世界が広がっていた。としか言いようがない世界でした。
とにかく、その広さに驚くばかりです。
延暦寺は若いころに一度、何年か前にも一度行っていますが、今回のように広さを感じませんでした。
年を取ったせいか、興味を持ってじっくり拝観したせいか分かりませんが、いずれにせよ全部拝観するには、体力と時間が必要です。
右が阿弥陀堂、左が東塔。
比叡山延暦寺の中心で、総本堂の根本中堂をはじめ、大講堂、法華総持院東塔など重要な堂塔が集まっている東塔地域です。
あらー、ここにも「鬼滅の刃」が出現。
中央の像のピンク、娘は禰豆子だと言うんですが?
延暦寺に行ったのは11月下旬。
行った直後に、大河ドラマ「麒麟がくる」で、延暦寺の焼き討ち直後のシーンが放映されて、しばらく今回の記事を書く気持ちになれませんでした。
何の罪もない多くの命が失われた出来事。
相手に対する想いを、時には自分の意に反して断ち切らなければならない。
裏切らなければならない。
命を奪わなければならない。
辛く悲しい時代です。
そういう出来事がたくさんあった時代を経て、今の時代がある。
今、コロナ禍にあるとはいえ、この時代に生まれたことに幸せを感じました。
そんなことを学ぶ旅でありました。
すぐ近くには、「ガーデンミュージアム比叡」という 花と絵画の庭園美術館があります。
モネ、ルノワール、ゴッホなどの絵画を陶板で再現し屋外展示されています。
冬季は休業になりますが、春から秋にかけて季節の花々が咲き、まるで花園にいるかのような美しい世界を楽しむことができます。
春、初夏、夏に訪れましたが、どの季節に行っても見事に咲き誇る花々に出会うことができ、花好きにはたまらないところです。
真夏は少し花が少ないかもしれませんが、標高が高いところなのでとても涼しいです。
モネの池も素敵ですよ♡
本日、おりょー♪さんの記事は、
「今年を漢字ひと文字で表すなら」でした。
私は、
「知」
コロナ過の中で、それぞれの想いを持ち、奮闘する人々をたくさん知りました。
旅に出て、改めて日本の良さを知りました。
そして、 ブログでたくさんの世界を知り、人の優しさ温かさを知り、繋がりができることを知りました。
これからも、どんな世界を知ることができるか楽しみに歩んでいきたいと思っています。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。