光原社(こうげんしゃ)、岩手銀行赤レンガ館、盛岡城跡公園をご紹介。
まずは、宮沢賢治座像と一緒に写真を撮って、
「光原社」にまいります。
「光原社」は、宮沢賢治が生前に刊行した童話集「注文の多い料理店」を生み出した出
版社です。
今は、日本全国と海外の厳選した手製の品を取り扱う工芸品店になっています。
建物の左脇の通路をくぐりぬけると、
木々の緑と白壁の建物のコントラストが美しい中庭があります。
北上川に面した中庭には、「注文の多い料理店」出版の地の碑が建っています。
賢治の顔のレリーフと、童話「鳥の北斗七星」の一部を刻んだ石柱。
日本の最高傑作の1つとされる「注文の多い料理店」ですが、
当時は話題にものぼらず、ほとんど売れなかったそう。
マケズに歩み続けたんですね。
敷地内にある「マチエル館」には、宮沢賢治の直筆原稿や「注文の多い料理店」の初版
本などが展示されています。
生前ほとんど一般には知られず無名に近く、没後に国民的作家となっていった宮沢賢治。
今頃、花巻市の星降る空の上から、作品を愛する人たちに手を振っているかもしれません。
続いて、岩手銀行赤レンガ館へ。
明治44年(1911)年に東京駅の設計者・辰野金吾らによって設計されました。
確かに、東京駅に似てます。
2012年に営業を終了し、3年半の保存修理工事の後、歴史建造物として公開を再開しました。
明治の建築物って味があります。
裏手にある庭には、綺麗な薔薇が咲いていました。
訪れたのは6月下旬。
洋館と薔薇って最強コンビ。
最後に、
盛岡城跡公園(岩手公園)へ。
石川啄木や宮沢賢治がよく通ったとされる公園です。
花崗岩を積みあげた石垣は、盛岡藩20万石の居城であった面影を残しています。
苔むすその姿は見事です。
最近、盛岡市は、外国の方に人気があるそうですね。
歴史と文化を味わいながら、ノスタルジックな街並み散歩。
思い浮かべるだけでもワクワクしてきます。
3泊4日の宮城・岩手旅、これにて終了です。
お付き合いくださいましてありがとうございました。