大河ドラマ「麒麟がくる」で話題の岐阜城(稲葉山城)は、金華山の頂上にあります。
今回は、登山道を使って攻めてみました。
コースは全部で9つ。
観光案内所前の案内板で、初心者向けとなっていた「めい想の小路」というコースを選択し出陣。
名前に惹かれたのと、展望がよいとあったからです。
スタートして30分ほどは、ほぼ平坦な道。
友と「季節もいいし、大桑城より楽そうだね。」と、お喋りしながら気持ちよく歩きました。
暑さのためにリタイヤした大桑城登山の二の舞は踏むものか!
こんな看板がいくつかあります。
一緒に行った友が、岩石好きだと初めて知りました。
私は全く興味のない分野だったので、友と一緒でなければ当然スルー。
「ブラタモリでやってたのよ~。」とますます興奮気味の友。
生き生きと語るのを見ていて、
あら、おもしろそうかも?
すこーし興味が湧いてきました。
日本の金華山の地質が、南半球海底の岩石層だったなんて、すごいことだと思いませんか?
この岩石が、南半球のものだったなんて!
ロマンすぎる~。
「地球を感じる」
友が言った言葉を聞き、
彼女と友達で良かったとしみじみ。
同じ感動を味わえる友がいることに幸せを感じました。
だんだん険しくなっていく道。
私たち、初心者向けの「めい想の小路」というコースを選んだはずなんですがー(~_~;)
岩石だけでなく、むき出しになっている木の根っこも多く、思っていたよりも歩きにくい道が続きます。
大きな木に育つには、こんなに根を張らなくちゃいけないんですね。
人生もそうなんだよねえ。
難しいっ(>_<)
後半は急こう配が続くとありました。
実は、前々日の夜中に激しい頭痛に襲われて救急で病院に行き、CTを撮って点滴を受けたのです。(結果は異常無し、ストレスか疲れだろうとの診断。秋は庭仕事に忙しいのに遊ぶからかな?)
この日は高速を走って、苗木城と岩村城に行く予定だったのですが、金華山に変更。
家族には、「ロープウェイを使うから大丈夫。」と言って・・・。
でも、体調は良かったので行きだけ歩くことにしました。
「絶対に登山するなよ。」と何度も念を押した息子の言うことを聞かない母でありました。
息子よ、ごめん。
旧伊奈波神社跡地がありました。
伊奈波神社は、「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町の構成文化財として日本遺産に指定されている神社で、岐阜市街にあります。
趣きのある素敵な神社ですよ。
こんなご褒美が待っているから、登山を選ぶんですよね~。
遠くに見える山々は名前が知られた山みたいですが、どれがどの山かが分かりません。
山の初心者のための看板をお願いします。
迫力のある岩石ばかり。
予想以上の急こう配と岩だらけの道にへとへとになりました。
この季節でも暑くて・・・。
「めい想の小路」じゃないよ~。
瞑想なんかしてられない。
「迷走の小路」だよ。走れないけれど。
20代の初心者とおばちゃんの初心者を一緒にしたらいかんぜよ。
何だかんだ言いながら、無事に岐阜城に着きました。
「めい想の 小路」は、岐阜城の裏門にあたるところに繋がっています。
信長の時代の石垣。
下にある道からも見られます。
新しくなった岐阜城は、平日なのに行列ができていてびっくり(@_@;)
団体様もいらっしゃいました。
「麒麟がくる」効果?
Go toトラベル効果?
密になるし、すぐ行けるところに住んでいるので、入城はあきらめました。
信長居館跡
金華山の下、岐阜公園にあります。
はるか400年以上前の時代の入り口です。
まだ発掘中の居館跡の周りは、岩石層がいっぱいです。
右側は横縞、左側は縦縞。
友のおかげで、じっくりと観察。
興味を持つと、楽しいものですね。
湾曲の激しさに圧倒されます。
一歩踏み込んだところまで勉強する頭は残っていないので、
観て感動!で終了。
岐阜公園では、菊花展が開かれていました。
お見事~。
いくつの花が咲いているのでしょうか。
こんなモダンな菊があるんですね。
こちらも見事~。
信長、光秀、家臣の菊人形もお目見え。
父もたくさんの菊鉢を育てていました。
旅に出ると、思い出すことが多くなりました。
大河ドラマ館は見応えがあったので、もう一度入館。
入ってすぐのドラマシアターが、以前とは違う映像になっていて楽しむことができました。
初めて入館した友は、「良かったわ~。」
はい。
大河ドラマ館いいですよ!!!
延長されましたので、ぜひ!
先に述べたように、救急で夜中に病院に行ったばかりだったので、予定変更で行った金華山でしたが、達成感、満足感いっぱいの一日となりました。
旅は、いつ行くか、どこへ行くかだけでなく、
誰と行くかも重要な要素。
友のおかげで岩石にも興味が出て、ほんの少しではありますが、知識も増えました。
20代に何度もドライブ旅行をした彼女とは、結婚、仕事、子育てなどで何十年も中断していた旅ですが、再び一緒に出かけられることに感謝です。
趣味が似ているというのはありがたいものです。
おばちゃんたち、まだまだ旅します。
新たなる知識と、感動、出会い、癒しを求めて。